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ワタシタチノミドリ

今、仙台市にある貝ヶ森の緑が失われようとしています。 この場所を少しでも多くの人に伝えることを通して、 開発によって緑が脅かされていること、 そして仙台市の緑地保全を呼びかけていきたいと思います。

去る7月19日北山輪王寺で植樹祭2008が開催されました。
今回も参加出来ませんでしたが先週その後の様子を見に行って来ました。
横浜大学名誉教授宮脇昭先生の鎮守の森の事など全く知らない一昨年の春
時折訪れている輪王寺の桜を愛でに出かけました。
平成22年開通予定の都市計画道路 北四番丁大衡線のトンネル工事で
輪王寺の参道の杉木立がほとんど伐採された事は知っていました。
輪王寺墓地の方から本堂、そして石段の上から参道を見下ろした時の
驚きは今でも覚えています。仙台市中心部が一望出来ました。
一部植樹も終わっていましたが、霊験あらたかな有り難みのあった
あの鬱蒼とした杉木立が無くなった代わりがこれか!!!と
愕然としました。沈丁花や紫陽花などの苗木がぎっしりと植えられ、
成長したらどうなるの??
10年程前にオープンしたジャスコの店舗周りと同じだと感じました。

そして昨年、今回の反対運動をきっかけに宮脇先生の本物の森づくりを知り
輪王寺の取り組みとそれを後押しする仙台市の姿勢を高く評価したいと
思うに至りました。
潜在自然植生の木(その土地に最も合った木)を調査し、複数の樹木を
混植・密植することで、自然淘汰、共存共栄して伐採や管理をしなくても
豊かでみごとな林を形づくり、しかも人々を地震や火災から守っている
日本古来の鎮守の森を創ろうと提唱しています。

参道は、こうなっていました。


一昨年私が見た小さな苗木はここまで大きくなっていました。


阪神淡路大震災の後で神社のコンクリートの鳥居が傾き、社殿が倒壊しているのに、
鎮守の森の木々は一本も倒れていないという事実も大きなことです。来るべき
宮城沖地震に間に合うのかどうか分かりませんが、これからの開発に
考慮すべき大事なポイントだと思いました。
今回の開発業者との話し合いの中でも、何度かヒントとして伝えているのですが、
先日の説明会でも宮脇理論も参考にしてという風な事は話していましたが
どの部分で、どう生かすかは明確ではありませんでした。
現況の森も国鉄が鉄道林として杉を植林したものと思われますので
現存植生の杉が潜在自然植生として適切かどうかは議論のあるところでしょう。

昨日の東京での集中豪雨のニュースを見ても、今の日本・今の地球は
人類の予想を超える変化が起きています。
開発基準に合致するから許可を出さざるを得ないという行政の姿勢は
今一度考える必要があるのではありませんか。
新潟の地震の後などで現地調査をされている専門家の方からも以前
基準はどうしても甘めになっているというお話も伺っています。

なぜ『どうしても甘め』になるのか誰しも分かっているけれど現状では
どうしようも無い事なのでしょう。

宮脇先生は、梅原仙台市長は緑に深い理解をお持ちの方と評していたそうです。
市長さん一度貝ヶ森へ見にいらしてください。


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2008.08.06 13:45 | 他の環境活動 | トラックバック(0) | コメント(-) |

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